【S12使用構築】カビゲンランド【最終2035&第一回大文字オフ準優勝】
お疲れさまです。リードマンです。
S12終盤および第一回大文字オフで使用した構築を紹介します。
※以下、常体
【使用構築】
【構築経緯】
S11で結果を残したカビゴンとエアームドの受けサイクルに魅力を感じ、この2体を構築の軸として「受け×2+攻め×1」の立ち回りを勉強しようとスタートした。
カビムドーではバシャーモが受からないので、3体目の受け枠でドヒドイデを採用。
メガ枠は相手のサイクルをカットでき、状態異常技持ちの受け3体とも相性がよく、最後まで6割の勝ち筋を残せる催眠たたりめメガゲンガーを採用。
ここまでで霊獣ボルドロスやジャラランガ、メガルカリオが重たく、それらを上から縛れつつサイクルで疲弊させた相手を一掃できる抜きエースとして最適だと感じたスカーフカプ・テテフを採用。
最後にZ枠が余ったので、不毛な受けサイクルミラーを崩せたり、催眠ゲンガーの補助を行える重力剣舞地面Z霊獣ランドロスを採用して構築が完成した。
【個体紹介】
カビゴン@フィラのみ
性格:のんき
特性:くいしんぼう
262(212)-130-126(236)-×-138(60)-31
すてみタックル/じしん/あくび/リサイクル
クッションその①であり構築の軸。調整は古くからあるHB欠伸ふきとばし型のもので欠伸ミラー意識でSを最遅にしてある。
ふきとばしを切って2ウエポンにすることでギャラドスやカプ系、ロトム系と打ち合えたり、受け回し選出のときの火力ソースとなる。
欠伸による詰めと非常に高い対面性能で軸に相応しい活躍だった。
性格:わんぱく
特性:がんじょう
172(252)-100-211(252)-×-91(4)-90
ふきとばし/ステルスロック/どくどく/はねやすめ
クッションその②。地面の一貫を切り、メタグロスやミミロップなど積み技のない物理を受けるのとステルスロックを撒くのが役割。
0ウエポンのポケモンはAの実数値を最低値にするのが多いと思うが、イカサマや混乱自傷よりもわるあがきをする機会の方が多く感じたので個体値Vで採用した。
これにより、わるあがき+後述のメガゲンガーのヘドロウエーブでゲッコウガを縛る事ができるようになり、相手のタスキ挑発ゲッコウガに狂気のわるあがき突っ張りが選択肢になる。
ゴツメに触れさせたり、ステロふきとばしやカビゴンと組んだステロあくび展開で裏の攻め駒の圏内に押し込む立ち回りを意識した。
ドヒドイデ@くろいヘドロ
性格:ずぶとい
特性:さいせいりょく
157(252)-61-224(252)-73-163(4)-55
クッションその③。バシャーモやミミッキュを受けたり、テッカグヤやナットレイなどの回復ソースを残飯や宿り木に頼っているポケモンを火傷や毒状態にしてサイクルを有利にするのが役割。
オニゴーリやカプ・レヒレに毒を入れたいのと、たたりめゲンガーの補助のために毒菱を採用。
PPも多いため、どうしても崩せない相手に対してPP合算を仕掛けるときにも重宝する。
ナットレイに対してはこの子でいかに早く焼くかが勝敗の鍵を握るので、一発で焼いた試合の後はポケリフレでめっちゃ可愛がった。
ゲンガー@ゲンガナイト
性格:おくびょう
特性:のろわれボディ/かげふみ
メガ後:135-65-101(4)-222(252)-115-200(252)
たたりめ/ヘドロウェーブ/こごえるかぜ/さいみんじゅつ
攻め駒その①であり構築のエース。受け駒で疲弊させた後に全抜きするのが役割。
基本的には受け駒で状態異常にさせた後に繰り出してたたりめで詰める立ち回りを心がけるが、自身で無理矢理勝ち筋を残せるように催眠術を採用。
カバマンダガルドのマンダを縛るためにこごえるかぜを採用。
状態異常は受け駒で間に合っているため、火力優先でヘドロウェーブを採用している。(王冠システム最高や!)
大文字オフではなんやかんや素催眠で拾わせてもらった試合が結構あったのは秘密()
性格:おくびょう
特性:サイコメイカー
145-81-96(4)-182(252)-135-161(252)
サイコキネシス/ムーンフォース/サイコショック/シャドーボール
攻め駒その②。ゲンガー同様に疲弊した相手を一掃する役割と霊獣ボルトロスやジャラランガ、ルカリザ構築などの攻めよりな構築に対してのストッパーの役割を担っている。
ゲンガーとの相性もよく、サイコフィールドを展開する事で削れたゲンガーをミミッキュやメタグロスの先制技から守れるので、戦略の幅を広げてくれた。
ランドロス霊@ジメンZ
性格:いじっぱり
特性:いかく
189(196)-187(36)-111(4)-×-119(148)-127(124)
S:-1最速メガボーマンダ抜き
HD:C222メガゲンガーのこごかぜ確定耐え
攻め駒その③。 つるぎのまいジメンZにより相手のサイクルを崩し、裏を通しやすくするのが役割。また、テッカグヤやエアームド、サンダーでランドロスをみている相手には交換読み重力で大きなアドバンテージをとることができる。
ゲンガーとの相性も非常によく、重力後にランドロスを早々に倒した場合はゲンガーの催眠術が命中安定で撃てる。重力ターンを消費させようとしてくればランドロスが暴れられる。
襷でないので、初手でめざ氷やこごかぜ持ちと対面しても出落ちさせないためにHDベースとなっている。
HDベースでもA↑↑ジメンZでテンプレきのみカバルドンが確定で落ちるほどの火力はあるので十分であった。
【選出パターン】
①
インキャサイクル。選出段階でまずこの3体で受けきれるかどうかを考える。
受けきれる構築であれば、カビゴンorドヒドイデから入り、サイクルの中で毒菱やステロを撒いてジワジワ追いつめていく。
安定行動で勝てるのがGOOD!!
② + oror ×2
受け重視な「受け×2+攻め×1」。
受けサイクルミラーやランドロスで崩した後に残りの2匹で受けきれそうな場合に選出する。
序盤からランドロスで崩しにいくか、サイクルの中で地面技や電気技に受け出し無償降臨させて崩すのかといったゲームプランをしっかり選出段階でイメージするを心がけた。
③or + oror ×2
攻め重視な「受け×2+攻め×1」。
序盤は受け駒でサイクルを回しながら削りを入れ、全員を攻め駒の圏内に押し込む立ち回りを意識する。
攻め駒はメタグロス・ボーマンダ軸にはゲンガー、ルカリオ・リザードン・ガルーラ軸辺りにはカプ・テテフを選出する。
様々な構築と五分五分以上で戦えるので一番選出したパターンだった。
④oror ×2+ oror
「受け×1+攻め×2」。
受けで後手に回ると不利になってしまう構築に対しての選出パターン。
先発は攻め駒から入り積極的に打ち合う展開に持ち込む。
受け駒は攻め駒が不利対面をとってしまった場合のクッションの役割として選出する。
初手対面で出し勝ちできるかが勝敗の鍵を握る。
⑤
超攻め思考選出。
崩しの手段のオンパレードで受けがまったく成立しない構築に対しての選出パターン。
対面構築のように目の前の敵との1on1にひたすら勝つことを考える。
ゲンガーを補助する上での縦の並びの相性は非常に良く、初手カプ・テテフかランドロスから入りサイコフィールドや重力を展開する事で、催眠たたりめゲンガーのスペックを最大限に発揮する事ができる。
理想的な立ち回りとしては、
1.初手で1on1勝ち
2.で2体目削って退場
3.で重力展開後ジメンZで2匹目突破(重力残り3ターン)
4.起点回避のため剣舞から岩石封じorじしん(重力残り1or2ターン)
5.で命中安定††催眠術††→たたりめで〆
上記のような立ち回りができるのが理想。
だが、当然毎回上記のような立ち回りができるほどレート対戦は甘くない。
それでも最後の手段として、6割で勝利を無理矢理たぐい寄せる事のできる
††催眠術††は強力な技であった。
【ギミック的な並びへの選出パターン】
オニゴーリ・受けループ・イーブイバトンへの選出パターンはほぼ固定されているので、軽く紹介する。
VSオニゴーリ
→
初手のドヒドイデで毒菱を撒き、エアームドのステロふきとばしでオニゴーリを疲弊させてゲンガーで〆る。初手にオニゴーリを合わされた場合は全力で絶対零度をかわす。
VS受けループ
→
相手のエアームドを起点にランドロスの重力剣舞ジメンZで崩していく。
序盤はカビゴンの欠伸やゲンガーの催眠術で対面操作を行い、攻めへの切り替えのタイミングを慎重に探っていく立ち回りを意識する。
VSイーブイバトン
→
初手でドヒドイデで毒菱を撒きにいく。以降はドヒドイテとエアームドをひたすら入れ替えし、初手の起点作りのPPを枯らしにいく。
痺れを切らしてイーブイにつながれてもドヒドイデならくろいきり連打、エアームドならふきとばしで流せば良い。エースのエーフィーやピクシーもランク上昇がなければアシストパワーの威力が足りないため後だしゲンガーが間に合う。
初手の毒菱が挑発で防がれても、PP枯れるまで交換しながら粘る。
【キツいポケモン】
メガハッサム軸
炎技もちがおらず、剣舞バレットパンチでメガゲンガーが縛られるため非常にキツい。
こちらの選出は
早くメガ進化しておきたいのか初手にきてとんぼ返りを撃ちにくる事が多いので、決め打ちランドロスのジメンZを合わせられるかが重要。決まれば7割〜8割削れるので、カプ・テテフのサイコキネシス圏内になり有利になる。外せばサイコフィールド展開させつつゲンガーの催眠祟り目で突破するしか手段がなくなるので厳しい。
天候パ
天候エースを受けきる事のできるポケモンがおらず厳しい。ラグラージにはエアームドが怯みを考慮しなければなんとか受けきれるが、構築によく含まれているカプ・コケコの睨みが効いていて出せない。
こちらの選出は
初手はカビゴンから入り欠伸で天候ターンを消費させつつ対面操作を行う。
天候ターンを計算しながら上手くゲンガーかランドロスの一貫を作る立ち回りを意識する。
怯み技へのカビゴンの自覚がかなり問われるためキツい。
※晴れパは初手コータスがランドロスの攻撃を耐えると踏んで居座ってくるので、ジメンZで落す→後発フシギバナを岩封でS下げつつカプ・テテフで上から縛る立ち回りで勝てた。
構築紹介は以上になります。
【構築の使用感】
目的であった「受け×2+攻め×1」の立ち回りの習得はこの構築でかなり身に付いたと思います。
この構築で特によいと思ったポイントは、選出パターンの①〜⑤でわかるように
「相手の構築に合わせて受けと攻めの比重を意識した選出パターンを柔軟に組む事ができる」
ところです。これが可能となることで、選出段階でのゲームプランが格段に組みやすくなり、選出事故を極限まで減らす事ができます。
ですが、終盤の高レート帯の対戦では、自分の読みの浅さによるプレミや考慮外からの崩しを決められたりと力不足を痛感させれたので、S13はもっとプレイングスキルを磨きたいと思います。
【QR】
ゲンガーのヘドロウェーブが限定技であり、構築を試してみたくても組めない方がいると思ったので、今回はQRを作成しました↓
少しでも多くの方の参考になれば幸いです。
それではS13も楽しくポケモンしましょう!!✨