【剣盾S9使用構築】鉢巻マリルリ軸攻めサイクル【最終33位/2109】
お久しぶりです。リードマンです。
8世代最初の投稿記事となります。
久方ぶりに納得のいく構築が組めたので、紹介したいと思います。
【並び】
【コンセプト】
鉢巻マリルリの高火力でサイクル戦を優位に展開する。
【構築経緯】
構築の軸を検討するにあたり、環境トップメタのエースバーンとポリゴン2に強いポケモンを考えたところ、鉢巻マリルリが適任であると決め、構築作成が始まりました。
次にマリルリのこだわり解除をするための引き先として、幅広く受けれかつトリックルームでマリルリのサポートもこなせるポリゴン2を採用しました。
次にマリルリとポリゴン2では不利をとるジバコイルやゴリランダーなどのポケモンに有利なエースバーンをサイクルに参加しやすくなる突撃チョッキで採用しました。
次に上記の3体だとパッチラゴンやロトム系統がまだ重たいので、そこに強く出れて幅広い相手に上から高火力で殴ることのできる命の珠ドラパルトを採用しました。
※ここまでの4体が構築の軸となります。
試運転をこなしていく中で、エースバーン+ゴリランダーの並びがマリルリを出せずに不利な選出を強いられることがわかり、この並びへの対策としてきあいのタスキを持たせた大爆発ナットレイを採用しました。
最後の枠には受けループ対策の役割を求めました。そこで、一匹で対策となり選出誘導もできるトゲキッスを役割遂行能力を底上げするラムのみで採用し、構築が完成しました。
【個体紹介】
マリルリ@こだわりハチマキ
性格:いじっぱり
特性:ちからもち
実数値:191(124)-112(252)-101(4)-*-102(12)-85(116)
技構成:アクアブレイク/じゃれつく/ばかぢから/アクアジェット
調整:DL調整、S28振りポリゴン2抜き
構築の要となるポケモンです。鉢巻アクアジェットでエースバーンを縛れ、崩しやストッパーなど様々な役割をこなすことができます。
素早さは役割対象のポリゴン2に先制して攻撃できることを意識した調整となっており、受け駒として多く採用されていたHBカバルドン+HDポリゴン2の並びに一貫するのが強力でした。
ポリゴン2@しんかのきせき
性格:ずぶとい
特性:トレース
実数値:191(244)-90-156(252)-125-117(12)-80
技構成:トライアタック/イカサマ/トリックルーム/じこさいせい
調整:ギャラドスやドラパルトへの受け出しが安定するHB振り
マリルリの相棒です。水技で固定されたマリルリがギャラドスやドラパルトの積みの起点にされやすいので、そのポケモンたちへの受け出しを意識したHB振りです。
マリルリをサポートするためトリックルームは確定で、攻撃技はドラパルトやミミッキュに有効なイカサマと、追加効果が強力でダイマックス適性をもつことのできるトライアタックを採用しました。
エースバーン@とつげきチョッキ
性格:いじっぱり
特性:リベロ
実数値:157(12)-184(252)-96(4)-*-97(12)-168(228)
技構成:かえんボール/アイアンヘッド/とびひざげり/とびはねる
調整:DL調整、最速100族抜き、キョダイ個体
突撃チョッキを持たせることにより、リザードンやトゲキッスなどの特殊アタッカーに明確に優位をとれるようになります。
先述したポケモンへの役割以外には、アッキのみミミッキュにも殴り合ってもらいます。そのため、アイアンヘッドは重宝しました。
素早さについてはリザードンに先制できればよいので、最速100族抜きまでとし、場持ちが少しでもよくなるように耐久に振りました。
ドラパルト@いのちのたま
性格:いじっぱり
特性:すりぬけ
実数値:163-189(252)-95-*-96(4)-194(252)
技構成:ドラゴンアロー/ゴーストダイブ/ふいうち/りゅうのまい
調整:DL調整
選出画面でパッチラゴンを牽制できる高速高火力アタッカーです。
A補正をかけることでH振りポリゴン2の受け出しを安定させなくすることができます。
最速でないことでミラーに弱くなるデメリットを解消するため、ふいうちを採用しました。ふいうちは相手視点から見えない勝ち筋として強力でした。
特性は一定数いた壁展開構築に対抗するため、すりぬけにしました。
ダメージ計算結果↓※ドラパルトへのふいうちはステロ込みの結果
性格:ゆうかん
特性:てつのトゲ
実数値:181(252)-160(252)-152(4)-*-136-22
技構成:タネマシンガン/ジャイロボール/だいばくはつ/ステルスロック
調整:S個体値0
構築の補完枠です。ゴリランダーとエースバーンが同居する構築に対してマリルリの代わりに先発に置くことができ、選出択を潰すことができます。
エースバーンと対面した際は大爆発で11交換を積極的にしかけていきます。
ステルスロックは襷カウンター勢への対策として採用し、草技は命中安定かつみがわりで様子を見てくるアシレーヌやミミッキュに有効となるタネマシンガンを採用しました。
終盤は対面構築(襷カウンター入り)が多かったので、ステルスロックが刺さりました。
トゲキッス@ラムのみ
性格:ひかえめ
特性:てんのめぐみ
実数値:161(4)-*-115-189(252)-135-132(252)
技構成:エアスラッシュ/サイコショック/はどうだん/わるだくみ
調整:なし
補完枠その2です。受けループの対策に特化した技構成です。
受けループの中でトゲキッスへの受け駒となるのはハピナスとバンギラスであると考え、どちらに対しても役割遂行できるようにしました。
尖った技構成のため選出率は極端に低かったですが、一定数存在した受けループへの対策として欠かせないポケモンでした。
【主な選出パターン】
①サイクル選出
+or
コンセプトであるマリルリの高火力を駆使したサイクル選出です。
先発マリルリで相手の1体を倒し、ポリゴン2に引いてからトリックルームを展開して再びマリルリを暴れさせるのが理想的な立ち回りです。
カバギャラポリ2などのサイクル構築に対して選出していました。
②ステロ展開選出
+or
先発ナットレイでステルスロックを巻き、裏に控えているアタッカーを通す選出です。
ダイマックスは能力上昇のダイマックス技を多数もつエースバーンに切るのが理想です。
ナットレイはHPが削れた状態で残しているとエースバーンなどのダイマックス技の起点にされてしまうので、ステルスロックを巻いたあとは早々に大爆発で退場させこちらのアタッカーが先にダイマックスを切る展開を意識しました。
襷カウンターが仕込まれていそうな対面構築や先述したゴリランダー+エースバーン入りの構築に対して選出していました。
※終盤は対面構築と当たることが多く、こちらの選出パターンの試合が多かったです。
③VS受け構築選出
受けループや受け寄りの構築への解答となる選出です。
ナットレイでステルスロックを巻き、大爆発で退場した後、トゲキッスで悪巧みを積んで崩しにかかります。
トゲキッスを受けにきたポケモンには基本ダイマックスを切らずに攻撃します。
仮想敵であるハピナスであれば、相手がダイマックスを切らなければそのままトゲキッスを押し通すことができ、ダイマックスを切ってきた場合は裏のドラパルトでダイマックスを駆使して全抜きを狙いにいけます。
バンギラスへは相手とダイマックスを切るタイミングを合わせてトゲキッスが倒されないようにする必要があります。
我慢してダイマックスを先に切らないことが攻略のポイントです。
【苦手なポケモン、構築】
・弱点保険てっぺきジバコイル
ナットレイを起点にされるとエースバーンでも止まらなくなってしまいます。。
上記のような対面構築が巨大エースバーンのケアもしてあり非常に厄介でした。
・スカーフメタモン入りの受け構築
こちらの受け構築への対策としている積みエースを逆に利用されてしまいます。。
先にダイマックスを切ると勝てないので、メタモンに合わせてダイマックスを切るようにしていました。
・最速スカーフパッチラゴン
ドラパルトを最速にしていないため、シンプルに重たいポケモンです。
電気無効枠がいないためなのかスカーフ持ちだと初手に出てくることが多かったので、ナットレイの大爆発で11交換を狙っていました。
※初手からダイジェットを打ってこられると、ポリゴン2を連れてきていなければ負けてしまいます。。
構築の紹介は以上となります。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
【感想】
この構築の並びは8月中旬から試行錯誤しながらじっくり煮詰めてきたので、
満足のいく結果を得ることができ自信になりました。
新環境でも変化を楽しみながら結果を残せるよう精進していきます。
TNリードマン