【S13使用構築】バンギ軸攻めサイクル【最終2066】
お疲れさまです。リードマンです。
S13で使用した構築を紹介します。
※以下、常体
【使用構築】
【構築経緯】
久しぶりにメガバンギラスを軸としたサイクル構築を組みたいと考え、よく連絡を取り合っているバンギラス使いのジュピター君(@Jupiter_pokei)にアドバイスを求めて訪ねたところ、サイクル系のバンギ軸を組む際にポイントとなる要素を教えてもらった。
〜サイクル系のバンギ軸に必要な要素〜
①水タイプ(タイプ受け)
②キノガッサに強い草タイプ
④鋼タイプ(タイプ受け&どくどくの一貫を切るため)
⑤上から叩ける高速アタッカー枠
⑦地面と電気の一貫をきれる枠
上記の①〜⑤が教えてもらった要素であり、そこに自分がサイクル系の構築で必須だと考える要素の⑥と⑦を追加して構築を組むためのレシピが完成した。
自分なりの解釈で要素の理由を説明すると、というポケモンは数値は高いが、タイプ弱点がとにかく多く有利不利がはっきりしている。特にには絶対に勝てない。
そこで、の弱点でありメジャーなタイプ技を受けるために水タイプと草タイプの受け駒は必要(①②)。また、より速く格闘技をもつアタッカーを受けるための受け駒も必要(③)。この+水タイプ+草タイプの受け駒×2を軸とした場合に、受からないタイプ(虫や妖精)とどくどくの一貫をきるために必要な鋼枠(④)、軸が鈍足であり高速アタッカーを呼びやすいので、そこを上から叩けかつ終盤のスイーパーとしての役割を持てる高速アタッカーが必要(⑤)。
以上が理由であり、これを踏まえて今回採用したのが、
バンギラス→構築の軸
ヤドラン→①(水タイプ受け)と③(格闘技アタッカー受け)を満たす受け駒
ヒードラン@こだわりスカーフ→④(鋼タイプ)と⑤(高速攻め駒)を満たす駒
ボルトロス(霊)→⑦(地面と電気の一貫をきれる枠)を満たす駒
となり、必要な要素をすべて満たす構築が完成した。
※参考にさせてもらったジュピター君(@Jupiter_pokei)のバンギラスの構築の組み方の記事を転載しておく↓(本人許可済)
http://ramo901177.hatenablog.
【個体紹介】
性格:ようき
特性:すなおこし
メガ後:189(108)-203(148)-170-×-140-135(252)
・ステロ+意地特化メガボーマンダのA↑地震を13/16で耐え(82%)
構築のメガ枠であり絶対的なエース。抜き性能を求めているため龍舞型で採用。
構築で困難なを起点にするためにみがわり持ちであり、2ウエポンであるのでタイプ一致技のストーンエッジとかみくだくを採用した。
基本的には後続に控えさせておき、有利対面で繰り出す事を意識した。
ストーンエッジは祈るもの。
ヤドラン@こだわりメガネ
性格:ずぶとい
特性:さいせいりょく
201(244)-72-178(252)-121(4)-101(4)-51(4)
受け駒その①。を受けにいき、引き先に負荷をかけるためにこだわりメガネを持たせている。
回復技を持たないと組ます場合、どうしても有限サイクルとなるため、少ないサイクルで最大限に負荷をかけることのできるこの構成が一番相性がよいと思う。
色違いの自覚を存分に見せてくれた(めっちゃ焼いた)
モロバレル@くろいヘドロ
性格:ずぶとい
特性:さいせいりょく
219(236)-81-134(252)-105-103(20)-50
ギガドレイン/クリアスモッグ/めざめるパワー(炎)/キノコのほうし
意地特化ミミッキュのA↑↑シャドークローZ確定耐え
受け駒その②。の天敵であるを完封する。
とよく組まれるがゴーストZ持ちでも安定して受け出せるようにHB特化。バンギラスでの突破が困難なやに受け出しから勝てるようにめざめるパワー(炎)を採用。
イカサマがなくて困った試合よりもめざめるパワー(炎)がないと詰む試合の方が圧倒的に多かったので、と組ます場合はこの構成が最適解だと思う。
特性:ばけのかわ
159(228)-156(252)-101(4)-X-126(4)-119(20)
じゃれつく/かげうち/つるぎのまい/のろい
A↑↑ミミッキュZでHB特化ドヒドイデが乱数2発(81.6%)
要素⑥(対策)を満たす攻め駒。
サイクル系の天敵であるは、ののろいとで詰めにいく。
と役割集中を仕掛けるためにAB型ではなくHA特化で採用した。
A特化により混乱実やのろいを入れたをA↑↑ミミッキュZで落とせる確率を上げている。
持ち前の対面性能の高さと唯一のZ枠であるため、非常に選出率は高かった。
特性:もらいび
167(4)-99-127(4)-182(252)-128(12)-139(236)
オーバーヒート/ラスターカノン/だいちのちから/ストーンエッジ
(A下降補正あり個体値31)のストーンエッジがB4振りメガリザードンYに確定1発
オーバーヒートで無振りカプ・コケコが乱数1発(81.2%)
④(鋼タイプ)と⑤(高速アタッカー)を満たす攻め駒であり今回の地雷枠。
受け駒のもでも受からないを耐久調整していなければ対面ストーンエッジで出落ちさせることができ、よく2メガ構築で同居している鋼メガ枠にも強いため強力な対策となる。
を「+鋼枠」で対策している方は初手の選出率が高いため、スカーフテロがよく刺さった。
ストーンエッジは祈るもの。
ボルトロス(霊獣)@ウイのみ
性格:おだやか
特性:ちくでん
184(236)-99-103(100)-166(4)-132(156)-123(12)
ボルトチェンジ/めざめるパワー(氷)/ちょうはつ/でんじは
・珠ゲッコウガの冷凍ビームを最高乱数切り耐え
・準速キノガッサ抜き
⑦(地面と電気の一貫をきれる枠)を満たす駒であり、と受けサイクル対策。役割遂行のためのボルトチェンジ、めざめるパワー(氷)、ちょうはつは確定でラスト1枠はや等の高速アタッカーを機能停止にできるでんじはを採用した。
対面操作して裏の攻め駒につなぐ動きが強力だった。
【選出パターン】
VS
→
で起点作りを阻止しつつ場を荒らし、で崩しにいきで詰めることを意識する。
初手から入り、挑発で起点阻止しアタッカーならでんじはで機能停止させる。
に挑発が入ると引いてくるためボルチェン連打し引き先とor合わせて高火力で負荷かけていく。
構築相性はかなりよい。
VS
→+@1
初手はスカーフorがくることが多いため、初手で有利対面をつくり裏を読んで負荷をかけていく。
が苦手な相手に強いポケモンであり火力もあるを控えにおいておき、@1はがいれば、がいればをつれていく。
VS
→
初手で挑発orでんじは→ボルチェンから対面操作し、積みの起点をつくっていくことを意識する。
とで崩していき、最終的にはのろいで退場→と繋いでいく立ち回りを目指す。
HB特化にミミZが乱数(81%)のため、剣舞のタイミングで受け出してきた場合、
のろい→剣舞→ミミZでくろいきりされても処理できる。
しかし、強者は再生力で上手く捌きにくるため、読みも必要。
VS
→
初手から入り、1匹眠らせにいくところからスタート。
※軸はが多いからの胞子を防げない。
無理矢理眠らせてから、有利な裏に引いて負荷をかけていくを意識する。
数的有利をとりにいき、ラス1にののろい→の胞子orで詰める。
VS
→
ののろい→のみがわりorでの試行回数を極力減らす立ち回りで詰めることを意識する。
がいる構築に場合は襷で初手濃厚であるため、をぶつけて砂嵐で襷を削る→リーフストーム読みバックからのオーバーヒートで麻痺させずに処理する。
がいる場合は三日月の舞で復活させにくることを意識して、を合わせて身代わりを残しにいく事を意識する。
VS
→+or
初手で起点役がなら素引きで龍舞の起点にして勝ち。それ以外は挑発から入り、に繋がせないことを意識する。
置き土産でに繋がれた場合でも、
でんじは→挑発→ボルチェン→かみくだく→かみくだく
上記の流れでバトン繋がせずに落とせる。
VS
→
スカーフからくることが多いので、初手でとんぼ→引き読みでサイキネ選択してアドバンテージをとりにいく。
がきたらに引き光合成の回復を妨害しつつ高火力で負荷をかけていく。
を削ってを受からなくする立ち回りを意識する。
VS+or
→+or
初手はメガ枠から入られる事が多いため、どちらのメガ枠にも有利対面となるを初手に置く。
初手のメガ枠への奇襲後のこだわり解除や読み外した際の引き先となるを後発に控えておく。
ラス1枠は胞子の一貫が切れていなかったら、などが受けられてしまいそうなポケモンがいる場合はを選出する。
が非常に刺さる構築なので、有利対面をつくっていくことを意識する。
VS
→
猫ふい型が多く、ラスト1枠が炎パンだとに有効打がないので、が強く立ち回れる。裏のを意識して積まずに殴りにいくことを意識する。
初手から来た場合は地震持ちの可能性が高いので様子見で引く。がいたら好ましい。
VS
→
グロパン型の傾向が高いので要警戒。
初手で来たらほぼグロパン確定のため、は裏に必ず控えておく。
メガせずグロパンをさせないように、初手はを合わせてメガグロパンしたいと思わせることも意識する。
上手く皮残して対面を作れればミミZで瀕死に追い込める。
もしくは炎パンで皮を剥がしにくるため、→へ引けば、貰い火発動して砂嵐ダメ三回込みで縛れる。
【キツいポケモン】
ヌオー
今期の受けルによく組み込まれており、終盤にレートが伸び悩んだ原因。
での突破が困難であり、は裏のに引かれるため対策にならない。
ののろいを駆使して細い勝ち筋を通していた。
処理ルートはいくつか用意しているが、型の判別をしくじると一気にサイクルが崩壊するためキツかった。
構築紹介は以上になります。
【構築の使用感】
軸サイクルで必要と考えた要素を満たしている構築であるため、個々の相性補完が非常によく、様々な構築と対等に渡り合うことができました。
サイクル構築と謳っておりますが、何回も受け出すというわけではなく、1〜2のサイクルで高火力の負荷をかけていく攻め寄りのサイクル構築であり、先発をしっかり読んで常に有利対面をつくることが重要でした。
心構えとしては、ストーンエッジを採用している以上、技外しによる負けのリスクを負うことは否めません(バンギラスの永遠の課題)。そのリスクを受け止め、技外しで負けても勝ち筋をしっかり追えていたかだけを意識してレートに挑むようにしていました。
反省すべき点としては、のような流行したポケモンに対するメタを用意できなかったことであり、必要な要素を満たしつつ、現環境に合わせて構築をカスタマイズしていけるようになることが今後の課題として煮詰めていけるポイントだと思いました。
最終結果
今期のハイライト※レートで普通に当たり負けました()
S14は期間が長いので、しっかり準備して最高レートを狙いにいきたいと思います!!
それでは、S14でまたお会いしましょう〜!!
ここまで読んでくださりありがとうございました!!